長男とコンペティターたち


長男が受けた2つの模試、「全国統一中学生テスト(全統中)」と「首都圏オープン学力診断テスト(首都圏OP)」の結果について分析します。

まずは、この2つの模試の性質の違いを把握しておきましょう。
ざっくり言うと、両者の違いは次のとおりです。

  全統中は中高一貫生(高校受験しない子)が受けるもの
  首都圏OPは公立中学生(高校受験する子)が受けるもの

全統中は、中学生を対象としたテストにも関わらず、大学入学共通テスト(大学入試センター試験)を強く意識したマークシート方式のテストとなっています。
首都圏OPのほうは、オーソドックスな記述式テストであり、ある意味「特徴が無い」とも言えるでしょう。

さて、この2つのテストにおける長男の偏差値を比較してみます。

 全統中(1年前)全統中(今回)首都圏OP(今回)
英語
46.641.035
数学46.968.360
国語32.932.239


教科ごとにそれぞれ見ていきます。


■ 英語

長男の偏差値は、全統中 > 首都圏OP となりました。
こうなった理由はいくつか考えられます。

(1)長男がマーク方式より記述方式のほうが苦手
おそらくこれが最大の要因でしょう。彼の国語の成績を見れば明白ですね。

(2)中高一貫生よりも公立中学生のほうが英語ができる
「公立中学はバカしかいないはず」と強く信じる中受ママには受け入れ難いでしょうが、これはあり得ると思います。
ひと口に「公立中学生」といっても、高卒やFランで満足するような底辺層は、中2時点で首都圏OPなんて受けに来ません。
公立中学生の中でも、そこそこ意識が高い子ばかり受験しているはずです。

一貫生には帰国子女も多いはずですが、「多い」と言っても全体の割合から見ればやはり少数派です。統計全体に及ぼす影響は少ないでしょう。
中受の帰国枠は大学附属系が多いので、「大学までのエスカレーターが約束されてるのに今さら模試なんて受けるわけねーだろアホらしい」と考える附属生は、どれだけ英語ペラペラでも全統中の母集団には含まれていないでしょう(笑)

一貫生(中受した子)のほとんどは、少なくとも小4~6の3年間は英語なんか手を出さず、4教科の受験勉強に専念したことでしょう。その一方で、公立中学生で公立トップ高校を目指している子たちは、小学高学年以降の英語の勉強量は多いかもしれません。


■ 数学

長男の偏差値は、全統中 > 首都圏OP となりました。
こうなった理由は次のように考えました。

(1)全統中のほうが首都圏OPより範囲が広いため、長男の「先取り」がより生かされた
首都圏OPは、いちおう公立中学の進度に合わせた出題範囲となっています。一方、全統中のほうは、公立学校のカリキュラムなど無視した広い範囲が出題されます。おそらく、一般の私立一貫校では数学の進度が速いため、それに合わせたものとなっているのでしょう。

(2)中学数学についていけない中高一貫生が大量発生してきた
注目すべきは、この1年間の長男の偏差値の伸び方です。
上から62%のポジション → 上から3%のポジション」という、大ジャンプアップです。
長男に数学の才能があったという見方もできるでしょうが、さすがに本人の才能だけでここまで伸びた!と考えるほど私は親バカではありません(笑)
偏差値はあくまで相対的な指標に過ぎませんから、「長男が数学の天才だった」などとイカれた夢に浸るより、「他の子たちの数学のダメっぷりが露呈した」と考えるほうが理にかなっているでしょう。

はっきり言いますが、多くの中受塾では(一部の最難関クラスを除いて)数学的思考力を伸ばすような教育はしていません。
毎日ひたすら計算練習&毎日ひたすらパターン練習で、とにかく解法の引き出し(知識)を増やすための演習に徹しているはずです。
そのような訓練を3年間も繰り返すと、「目の前の問題と似たモノを、自分の引き出し(知識)の中から探してパターンマッチングする = 算数の問題を解くこと」だと、多くの子が思い込んでしまいます。
おそらく、中1の6月の全統中の時点では、自分の引き出しをやりくりして数学に対応できた子たちも、中2の6月の全統中の頃には引き出しの中身をすべて出し尽くしてしまい、もはや「数学」に対応できなくなったのではないでしょうか。

■ 国語

長男の偏差値は、全統中 < 首都圏OP となりました。

これは単純に、中高一貫生のほうが公立中学生よりも国語ができるからと考えて間違いないでしょう。
国語は勉強の成果がいちばん出にくいと言われています。
裏を返せば、仮にサボった場合でも実力が落ちにくいということでもあるでしょう。
国語の読解は、小学生でも中学生でも(さらに言うと高校生でも)基本的にやることは同じなので、中受のノウハウがそのまま中学以降で生かせるというのも大きいと思います。



ちょっと長くなったので、今回はここまでにします。





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